もう早いものであっという間に3週間が経とうとしていますが、先月の21日(水)~23日(金)のあいだ、北海道へ取材のための旅行に行ってきました。
場所は札幌から下の道南。
北海道って広いので、道東生まれの私はほとんどわからない地域だったりします。
まず手始めに、新千歳空港からまっすぐに向かったのは、ここ!
「白老ポロトコタン」こと、「アイヌ民族博物館」。
入るとこのでっかい、「コタンコルクル(村長)の像」が出迎えてくれます。高さ16メートル。
北海道滞在中はずっとお天気、という予報をあっさり裏切って、雨のそぼ降る寒い日でした。
なんと気温16度。
札幌から薄着で同行してしまった母と妹は震えています。
上京して早20年、30℃の東京から北海道の気温にびびりながらやってきた私が一番厚着をしていました。
実は私はここに来るのは2度目です。
というより、ここに以前来たから、今の私があるのです。
と、しみじみと語りたいのはやまやまなんですがともかく寒くて寒くて、飼育されているヒグマや北海道犬たちを見るのもそこそこに、あたたかいお昼ご飯を食べに行きました。
「ピヤパの甘酒」
不思議なポスターにそそられます。ピヤパってなんだろうと思ったらアイヌ語で穀物の「稗(ひえ)」のことでした。
飲んでみればよかったなあ。
このポスターが大きく掲げられていたのが、博物館内にあるカフェ「リムセ」。
なかなか他では食べられない、アイヌ料理が食べられます。
「アイヌ料理」で思い出すのは、2014年から週刊ヤングジャンプで連載中、大人気の「ゴールデンカムイ」(野田サトル)ですね。
作中、アイヌの少女アシリパさんが、捕らえた端からリス、ウサギ、カワウソ、アザラシ、シカと捌いて主人公の杉本青年に食べさせてくれるのですが、それがものすごく美味しそうに描かれているのです。初めてです、リスのこと「美味しそう、食べたいなぁ」って思ったの。読んでる人!そうだよね!!(…。)
残念ながら「リムセ」ではリスやウサギは食べられませんが、「シカ」は食べられます。エゾシカのザンギ(北海道でいう「唐揚げ」)、ありました!
でも、まあ。私はシカなんて食べ慣れてますから(嘘)、以前から興味のあった「ニセウ(どんぐり)のうどん」にしましたよ。
くせもなく、とっても美味しかったです。上にシカ肉も乗っかっていて得した気分。
母は「鮭のオハウ(汁物)定食」を食べていました。
これも、味見させてもらいましたがすごくシンプルな味付けなのに出汁が出ていてすごく美味しかった~!
さて、まだ入り口だというのに続きます。